「同じ完母なのに、友人は産後半年で再開したのに私は1年以上こない」と不安になる必要はありません。この時期の排卵と月経をコントロールしているのが、脳下垂体から分泌される「プロラクチン(催乳ホルモン)」です。
赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激を受けると、母乳を出すためにプロラクチンの分泌量が一気に跳ね上がります。このプロラクチンには、卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌を抑え、排卵をストップさせる働きがあります。つまり、身体が「今は赤ちゃんを母乳で育てる期間だから、次の妊娠はお休みしよう」と自然にブレーキをかけている状態なのです。
そのため、吸う力が強い子や夜間も頻繁に授乳している場合は、プロラクチンの濃度が高く維持され、生理がこない期間が長くなります。卒乳や断乳をしてプロラクチンの血中濃度が下がることで、ようやく卵巣機能が目覚め、生理周期がリスタートします。