伊藤海彦アナウンサーのキャリアを語る上で欠かせないのが、初任地の山形放送局に次いで赴任した静岡放送局時代のエピソードです。
静岡局時代には、夕方の地域情報・ニュース番組のキャスターを担当。静岡県内の茶畑や漁港など現場各地へ自ら足を運び、生産者や生活者の声に耳を傾ける愚直な取材スタイルを確立しました。富士山麓の自然や地域特有の文化に深い敬意を払いながら伝えるレポートは、地元静岡の視聴者から絶賛され、一躍看板アナウンサーとしての地位を築き上げました。
静岡での実績が高く評価された結果、東京アナウンス室への栄転を果たし、全国ネットの報道番組や生ワイド番組へとステップアップしていきました。地方局で培った「現場に足を運び、当事者の声を聞く」という基本姿勢こそが、その後の全国放送でもぶれることのない信頼感を生み出しています。