運転免許の更新時に75歳以上のドライバーが受ける認知機能検査において、中核をなすのが「手がかり再生」と呼ばれる記憶テストです。検査員から提示された4枚のボード(合計16種類のイラスト)を順番に記憶し、別の課題をこなした後に「何が描かれていたか」を回答する形式で行われます。
検査は大きく2段階に分かれています。まずはヒントなしで覚えているものを書き出す「自由回答(自由再生)」、続いて「電気製品は?」「動物は?」といったカテゴリーのヒントを与えられて書き出す「手がかり回答(手がかり再生)」です。2026年現在の採点基準では、ヒントなしで正解した場合は高得点(2点)、ヒントありで正解した場合は1点という傾斜配点が採用されています。さらに「時間の見当識(年月日・時間・曜日の回答)」と合算され、総合点が36点以上であれば「認知症のおそれなし(高齢者講習へ)」と判定されます。