ネットの質問掲示板やSNSの演奏動画コミュニティで頻繁に交わされるのが、「イントロのあの高揚感あるフレーズをアコギ1本でどう再現するか」というトピックです。
原曲のイントロは、華やかなシンセブラスと田原氏のアルペジオ&オクターブ奏法が織りなす重層的なサウンドで構築されています。ギターソロや単音弾き語りでイントロを再現する場合、以下の度数関係とポジションを押さえるのが定石です。
イントロの基本モチーフは、原曲キー(A♭)における「ド・シ♭・ラ♭・ソ・ファ」のメロディラインを、3弦・2弦のハイポジション(10フレット〜13フレット周辺)で奏でつつ、適度に開放弦やベース音を混ぜていく奏法です。TAB譜の読解においては、以下の運指アプローチがポイントとなります。
【アコギ弾き語りにおけるリズムとストロークの現場ルール】
本曲のグルーヴを決定づけているのは、「16ビート・シャッフル一歩手前のハネ感」と「シンコペーション(食い)」です。小林武史氏がプロデュース時に意図した「軽快な疾走感」を生むため、アコギのストロークでは以下の点に注意を払わなければなりません。
- サビ前Bメロ最後の2拍ブレイク:「♪物憂げな〜」に入る直前、コードをピタッとブラッシング(右手の手刀で弦を止める)して無音の瞬間を作ること。この「間」がサビの爆発力を最大化します。
- 2拍目・4拍目のアクセント:単調なジャカジャカ弾きを避け、バックビート(2拍・4拍)を鋭く振り抜くことで、ドラムのスネアと同じ推進力をアコギ1本で再現できます。
- コードチェンジの「食い(タイ)」:サビのコード進行は、小節頭のジャストではなく、前の小節の16分音符1つ分早くコードを切り替える箇所が随所にあります。歌のメロディとギターのストロークがぴったり一致した瞬間、プロ顔負けのグルーヴが立ち現れます。