ネット上の攻略情報では「ステルスロックを撒けばカイリューは機能停止する」「ゴーストタイプを選出すればしんそくは無力化できる」といった単純化された対策が語られがちですが、これらには対戦上での大きな盲点が存在します。
第一の誤解は、「ステルスロック=完全なマルチスケイル対策」という認識です。確かにマルチスケイルはHPが1でも減ると発動しませんが、上位帯のカイリューは「あつぞこブーツ」を所持している個体も多く、ステロを踏んでも無傷で降臨してくるケースが多発します。また、味方の「こうそくスピン」や「きりばらい」による盤面ケアを前提とした構築も存在するため、設置技だけに依存した対策は非常に危険です。
第二の誤解は、「ゴーストタイプを投げれば止まる」という安直な選出です。現在のカイリューはノーマル技一本槍ではなく、高威力の「じしん」、はがね・ゴースト対策の「ほのおのパンチ」、あるいは「シャドークロー」を仕込んでいる個体が標準的です。サーフゴーやハバタクカミのような環境上位のゴーストポケモンであっても、耐久無振りであれば「じしん」や「アイアンヘッド」で一撃で倒されるリスクが常に伴います。
本当に有効な対策とは、以下のような複数の要素を組み合わせた複合的なアプローチです。
- 特性「かたやぶり」によるマルチスケイルの無効化(デカヌチャン、オノノクス等)
- 「つららばり」や「ロックブラスト」などの連続技による貫通
- 「おにび」や「でんじは」などによる状態異常での機能停止(※ラムのみ持ちに注意)
- 「てっぺき+ボディプレス」による物理受けからの反撃要員(アーマーガア、キョジオーン、ヘイラッシャ等)