渡部建氏が世間から猛烈なバッシングを受ける引き金となったのは、2026年6月11日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によるスクープ報道でした。報道に先立ち、渡部氏側が各テレビ局に出演自粛を申し入れたことでネット上は騒然となり、第一報が世に出た瞬間に事態は決定的な局面を迎えました。
報道内容の核心は、複数の女性との長年にわたる不倫関係でした。しかし、一般的な芸能人の不倫報道と一線を画し、社会的な怒りを爆発させた要因は密会の場所と相手への接し方にありました。
記事では、複数の交際女性のうちの1人による詳細な告白が掲載されました。その内容は、六本木ヒルズ地下の多目的トイレ(誰でもトイレ)に女性を呼び出し、わずか数分間の行為に及んだ後、1万円を手渡して立ち去らせていたという極めて生々しいものでした。この「多目的トイレの不適切な乱用」と「女性を都合よく消費するような扱い」が、視聴者に計り知れない心理的嫌悪感を植え付ける結果となりました。
多目的トイレは本来、車いす使用者や高齢者、乳幼児連れの親子、オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)など、通常の個室トイレを利用できない社会的配慮が必要な人々のための公共設備です。クリーンな好感度と美食の知識で売っていた人気タレントが、そうした公共の場を不貞の密会場所として私用していたという背信行為が、スポンサー企業と大衆の怒りを決定的なものにしました。