歯科医院を受診した場合、病態の進行度や痛みの強さに応じて以下のような専門処置が行われます。
1. 生理食塩水による微温洗浄
抜歯窩に入り込んだ微細な異物や細菌を、体温に近い無刺激の生理食塩水で優しく洗い流します。
2. 局所投薬・創傷被覆処置(軟膏填入)
露出した骨を保護するため、抗生剤と副腎皮質ステロイドが配合された軟膏(テラ・コートリル等)や、鎮痛・鎮静効果の高いオイゲノールガーゼ、ゼラチンスポンジ(スポンゼル)を抜歯窩に直接填入します。この処置を受けるだけで、多くの患者が数時間から翌日中には痛みが劇的に半減します。
3. 再掻爬(さいそうは)手術
保存的処置で改善が見られない場合や重症例では、局所麻酔を施した上で抜歯窩の底を専用器具で意図的に刺激し、もう一度新鮮な出血を促して新しい血餅を作り直す「再掻爬」を行います。これにより、治癒のサイクルをゼロから正常に再スタートさせます。
治るまでの期間としては、歯科での適切な被覆処置を行えば約3日〜1週間で日常生活に支障のないレベルまで疼痛が減衰します。その後、骨が肉芽組織で完全に覆われ、粘膜が平坦化するまでにはおよそ2〜4週間を要します。