転機が訪れたのは45歳の春だった。きっかけはテレビ番組の企画でも話題作りでもない。実生活での身近な気づきと、社会に役立つシステムを自らの手で創り出したいという切実な想いだった。
「予防医学や情報科学を基礎から学び直したい」。そう決意したいとうまい子は、早稲田大学人間科学部eスクール(通信教育課程)へ入学する。仕事の合間を縫って深夜まで講義動画と格闘し、膨大なレポート課題をこなす日々。多忙を極める芸能活動の裏で、睡眠時間を削って机に向かい続けた。同級生と同じ基準で評価され、単位を積み重ねていくプロセスは過酷を極めたが、学ぶ意欲は衰えるどころかますます加速していった。