「イッテQ!登山部」の成功と安全を担保していた最大の要素は、国際山岳ガイドの貫田宗男率いる一流の技術スタッフ陣だ。貫田宗男はエベレスト遠征を含む数々の国際的登山隊を率いてきた第一人者であり、ロケの実施にあたっては「タレントの命を守る」という絶対的優先事項を突き通していた。
山頂にアタックするか否かの最終判断は、番組プロデューサーではなく、常に国際山岳ガイドたちが握っていた。天候悪化や高山病のリスクが基準値を超えた場合、どれだけ撮影費用が投入されていようとも撤退を選択する。この厳格な判断基準こそが、死亡事故を出すことなく過酷な遠征を完遂できた最大の要因だ。