Q1:場面緘黙症は何歳頃に発症し、大人になれば自然に治るものですか?
A1:発症の多くは幼稚園や保育園に入園する2〜5歳頃に見られます。かつては「成長すれば自然に治る」と言われていましたが、放置すると沈黙の行動パターンが定着し、成人期まで引き継がれるケースが少なくありません。早期に適切な環境調整と心理的支援を行うことが重要です。
Q2:場面緘黙症で障害者手帳の取得や公的支援を受けることは可能ですか?
A2:可能です。症状が慢性化し社会生活に著しい困難がある場合、心療内科や精神科の診断書をもとに「精神障害者保健福祉手帳」の申請ができます。手帳を取得することで、就労移行支援や障害者雇用枠での就職活動など、無理のない環境での社会復帰ルートを選択できるようになります。
Q3:家庭で保護者が絶対に避けるべきNG対応は何ですか?
A3:最大のNGは「なんで外では話せないの?」「挨拶くらいしなさい」と叱責したり、理由を問い詰めたりすることです。また、親が先回りしてすべてを代弁しすぎる「過保護・過干渉」も自発的な表現を阻害します。家では外での沈黙を一切責めず、安全基地としての機能を保ちながら、筆談やジェスチャーなどの非言語表現を肯定的に受け止めてください。