瑛人『香水』の社会現象から現在まで|実話の真相と歩む音楽の道

瑛人『香水』の社会現象から現在まで|実話の真相と歩む音楽の道

今注目を集めている 瑛人『香水』の社会現象から現在まで|実話の真相と歩む音楽の道について、多角的な視点をご紹介しています。

この楽曲を語る上で避けて通れないのが、サビで強烈なインパクトを残す「ドルチェ&ガッバーナの その香水のせいだよ」というフレーズです。高級ブランド名をストレートに織り込んだ歌詞について、メディア出演時の本人の証言やインタビュー手記から、そのリアルな誕生背景が明らかになっています。

歌詞に登場する女性のモデルは、瑛人さんが当時実際に別れてから約3年間会っていなかった元彼女です。ある夜、突然その元カノから連絡があり、夜更けに呼び出されて再会を果たしたものの、都合のいい関係には戻りたくないという男心の葛藤がそのまま描かれています。相手への未練と自己防衛の入り混じった生々しい心情が、聴く者の共感を呼びました。

そして最大の焦点である「ドルチェ&ガッバーナ」の香水ですが、実は瑛人さん自身が愛用していたものではありませんでした。当時アルバイトしていた横浜のハンバーガーショップのオーナー(店長)が日常的に身につけていた香水を、瑛人さんが失恋の傷心中に借りて持ち歩いていたというエピソードが本人の口から明かされています。ふとした瞬間に漂った他人の香水が、かつての恋人の記憶とリンクしてあのフレーズが生まれました。作詞のセオリーを無視した純度100%のパーソナルな体験だったからこそ、作られた商業ポップスにはない唯一無二の生々しさが宿っていたのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。