Q1:ドラッグストアで「アズノール軟膏」と全く同じ市販薬は購入できますか?
A1:医療用の「アズノール軟膏0.033%」と完全に同一の単一成分市販薬は基本的に流通していません。市販薬でアズレン誘導体(ジメチルイソプロピルアズレン)を含む製品は存在しますが、他の有効成分や添加物が配合されている複合製剤が主流です。脆弱化した褥瘡部に使用する場合、予期せぬ接触皮膚炎(かぶれ)を引き起こすリスクがあるため、アズノール軟膏を希望する場合は皮膚科や在宅主治医に処方してもらうのが確実です。
Q2:初期の赤みがある部位に、オロナインやすり傷用の消毒薬を塗っても大丈夫ですか?
A2:絶対に使用を避けてください。消毒薬(マキロン等)や殺菌成分を含む軟膏は、細菌だけでなく皮膚の再生を担う正常な細胞組織まで傷害し、創傷治癒を著しく遅延させます。現在の創傷管理において「傷口を消毒する」処置は完全に否定されています。初期の赤みに対して必要なのは消毒ではなく、ぬるま湯と低刺激石鹸の泡による優しい洗浄と、ワセリン等による保湿・保護です。
Q3:病院で処方されるドレッシング材(デュオアクティブ等)の評判が良いですが、ネット通販で買って家族が貼ってもいいですか?
A3:自己判断での個人輸入や通販購入・貼付は極めて危険です。医療用ドレッシング材は、創部の深さ、感染の有無、壊死組織の量、浸出液のコントロール状態を医師・皮膚排泄ケア認定看護師が厳格に見極めた上で使い分ける「高度な医療材料」です。感染兆候を見落としたまま密閉貼付すると、数日で筋肉や骨まで融解する劇症感染症を招く危険性があります。