SNSや住宅系掲示板、大手知恵袋などを定点観測すると、100均タイルシールの評判とネットの反応には極端な二面性が見受けられます。施工直後の投稿では「100均とは思えない高見え感」「10分でカフェ風キッチンになった」と絶賛される反面、半年から1年が経過したタイミングで悲痛な声が急増する傾向が顕著です。
取材班が入手した実際の失敗事例では、以下のような生々しい証言が寄せられています。
「SNSの真似をして賃貸キッチンの壁に直貼りしたところ、1年後の退去時に剥がそうとしたら下地のビニールクロスごとベリベリと破れた。管理会社から壁一面の張替え費用として約3万5,000円の原状回復費用を請求され、数百円をケチった代償としてはあまりに痛すぎた」(都内在住・20代会社員の手記より)
「コンロ脇のタイルに貼っていたら、調理中の輻射熱でシールの端が黒ずんで縮み、ドロドロに溶けた粘着剤が壁面にこびりついて取れなくなった。消防署の点検で注意されて初めて危険性に気づいた」(関西在住・30代主婦)
なぜこれほどまでに100均タイルシールで後悔した理由が多発するのか。その根本には、「100円だから貼り替えも簡単だろう」という消費者心理と、建材としての化学的特性に対する認識不足が存在します。