歌舞伎町をはじめとする夜の街において、体験入店のハードルは年々上がっています。背景にあるのは、未成年者の立ち入りや就労に対する警察当局の監視強化と、給与目的で何十店舗も巡回する「体入荒らし」の横行です。
現在、コンプライアンス意識を持つホストクラブで体験入店を行う場合、以下の身分証明書提示が法的に義務付けられています。
- マイナンバーカード(顔写真付き)
- 運転免許証(現住所記載のもの)
- パスポート(現行基準に準拠したもの)
健康保険証や学生証など、顔写真のない書類単体での体験入店は原則として拒否されます。また、本籍地記載の住民票を後日提出することを前提とした誓約書を交わすケースも珍しくありません。年齢詐称に対しては、即時退店および違約金請求の対象となるため、安易な偽造・虚偽申告は絶対に避けるべきです。
一方、店舗側も「働く意思がなく、体入費の現金だけを回収して姿を消す」体入荒らしに強い警戒感を抱いています。繁華街の大手グループ間では情報網が構築されており、面接時の態度が極端に不誠実な人物や、過去に系列店を無断欠勤した人物の履歴は共有されています。初回面接で「過去の体入経験」について執拗に深掘りされるのは、店舗側が冷やかしやトラブルメーカーを事前にスクリーニングしている証左です。