利用者の間で頻繁に議論を呼ぶのが、DAMとJOYSOUNDの違いです。同じ楽曲を歌ったにもかかわらず、JOYSOUNDで91点だったスコアが、DAMに切り替えた途端に83点へと急落する現象は日常茶飯事です。このギャップは、両メーカーが採用している採点基準の思想的相違から生まれています。
第一興商が開発した「精密採点Ai」は、膨大なプロ歌手の歌唱データをディープラーニングさせたAIエンジンを搭載しています。人間が感じる「情感」や「心地よさ」をスコアリングしようと試みており、わずかなピッチの揺らぎやリズムの走りを極めて厳密に減点対象とします。さらに倍音の響きまで検知するため、マイクへの声の通し方が洗練されていないと高得点が出ません。その結果、DAMにおける一般ユーザーの平均点は82点〜83点前後に着地します。
対するエクシングの「JOYSOUND」系エンジンは、歌う楽しさやエンターテインメント性を重視したチューニングが施されています。音程の許容幅がDAMと比較して広く設定されており、しっかりと声量を出してメロディを追えていれば、加点補正が働きやすい構造です。そのため、JOYSOUNDにおける全国平均スコアは89点前後と高めに推移します。
つまり、JOYSOUNDの90点は「一般的な上手さの仲間入り」であるのに対し、DAMの90点は「厳しい減点法を潜り抜けた猛者」を意味します。採点結果を比較・評価する際は、まずどの機種の画面であるかを確認しなければ、正確な実力測定にはなりません。