「和歌山といえば何を思い浮かべますか?みかんや梅干しだけじゃない、アドベンチャーワールドや高野山・熊野古道など外せない人気スポットから穴場の絶品グルメまで徹底解説!地元民が太鼓判を押す魅力を今すぐチェック!」という問いに対し、地元住民や旅慣れたエキスパートたちが口を揃えて語るのは、定番名所が持つ圧倒的な歴史の厚みと、観光パンフレットの隅にしか載らない穴場スポットのコントラストです。
まず外せない和歌山といえば 観光名所の筆頭は、1200年以上の歴史を紡ぐ真言密教の聖地・高野山 金剛峯寺です。標高約800メートルの山上に開かれた宗教都市には、総本山金剛峯寺だけでなく117もの寺院が密集し、そのうち約50の寺院が宿坊として参拝者を受け入れています。杉木立の中に数十万基の供養塔が並ぶ「奥之院」に足を踏み入れた瞬間、肌を刺すような静寂と荘厳な空気に圧倒されない旅人はいません。精進料理を味わい、朝のお勤めや阿字観(瞑想)を体験する時間は、慌ただしい日常を生きる現代人にとって唯一無二のリセット空間となっています。
一方、自然信仰の原点を体感できるのが「熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)」と、そこへ続く熊野古道です。なかでも熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体、那智の滝は圧巻の一言に尽きます。落差133メートル、滝壺の深さ10メートルという数値は、一段の滝としては日本屈指の規模を誇り、毎秒1トン以上もの水が轟音とともに落下する光景はまさに神そのもの。早朝、観光バスが到着する前の澄み切った時間帯に訪れると、水しぶきとともに立ち上る朝霧が神々しい景観を作り出します。
しかし、和歌山の底力はこれら超有名スポットにとどまりません。現地を知り尽くした地元民が「本物の和歌山を味わうならここへ行け」と太鼓判を押す穴場が存在します。
たとえば、紀淡海峡に浮かぶ無人島群「友ヶ島(和歌山市)」は、明治期に造られた旧日本軍の要塞跡とレンガ造りの砲台跡が今も手つかずのまま原生林の中に残る特異なエリアです。映画『天空の城ラピュタ』の世界観を彷彿とさせるとSNSを中心に話題を呼びましたが、フェリーの運航が天候に大きく左右されるため、観光客が押し寄せすぎず、独特の廃墟美と神秘性を保ち続けています。
さらに、熊野本宮大社の旧社地である「大斎原(おおつNumberOf・おおゆのはら)」も、知る人ぞ知るパワースポットです。熊野川・音無川・岩田川の3つの川が合流する中洲に突如として現れる高さ約34メートルの日本一の大鳥居は、訪れる者を圧倒します。神仏習合の起源を感じさせる広大な平原に立ち、吹き抜ける風の音に耳を傾けるひとときは、大型観光地では決して味わえない精神的な充足感をもたらしてくれます。