1999年にリリースされ、時代を象徴するアンセムとなった嵐のデビューシングル『A・RA・SHI』。この伝説的楽曲の作詞を手掛けたのが、当時「J&T」というペンネームで活動していた菊池常利氏である。サビで繰り出される力強くキャッチーなフレーズ群は、どのような環境から生まれたのか。当時の制作現場を知る関係者によると、常利氏は若者たちのエネルギーや時代のうねりを疾走感あふれる言葉へ昇華させるため、夜を徹してフレーズを削り出したという。
近年、ラジオ番組や各種メディアで語られた未公開の裏話によれば、この楽曲には単なるアイドルソングを超えた「世代の突破口」としてのテーマが込められていた。自らがシンガーソングライターとしてライブハウスの熱気の中に身を置いてきた経験があるからこそ、生々しい言葉のフックが生まれたのだ。2026年の現在においても、J-POPの金字塔としてクラブやテレビ番組でヘビーローテーションされ続ける背景には、父・常利氏が楽曲に注入した揺るぎないポップ・センスと情熱が存在する。