多くのヘアアイロンに搭載されている代表的な温度設定(140℃・160℃・180℃)は、それぞれ毛髪に与える影響と適した髪質が明確に異なります。「何度に設定すべきか」は、自らの髪の太さ、硬さ、そしてカラーやパーマの履歴によって厳密に見極める必要があります。
一般的な目安として、熱の影響を受けやすい軟毛やハイダメージ毛は120〜140℃、標準的な健康毛は140〜160℃、太く硬い髪質や強い縮毛でも160〜170℃が安全圏です。180℃は縮毛矯正の専門施術や、極めて頑固な癖をピンポイントで伸ばすプロ用途以外では、日常使いとしてリスクが高すぎると現場の毛髪のプロは警鐘を鳴らしています。
なお、サロンでカラーやパーマ、縮毛矯正などの化学的施術を行った直後の毛髪は、薬剤の影響でアルカリ性に傾き熱に対する耐性が著しく低下しています。施術後2週間程度は、普段の設定温度よりも10〜20℃低めに設定することが、色持ちと毛先の手触りを維持するための重要なポイントです。