彼女の代表作を振り返ると、その時代のメイクや役柄による印象の違いがくっきりと浮かび上がる。現在、NetflixやU-NEXTなどの動画配信サービスで過去の話題作を容易に視聴できる環境が整ったことも、今回の噂を加速させた一因と言えるだろう。
例えば、2014年のドラマ『失恋ショコラティエ』で見せた吉岡紗絵子(サエコ)役。あざと可愛さを全身で体現したこの作品では、オーバーリップ気味に描かれたツヤ感溢れるピンクのリップが特徴的で、彼女のぽってりとした唇が最大のチャームポイントとして強調されていた。一方で、大ヒット映画『シン・ゴジラ』や、代表作『アンナチュラル』での法医解剖医・三澄ミコト役では一転。リアリティと緊張感を重視したナチュラルメイクへとシフトし、唇の厚みや色味を抑えたクールな引き算の美意識が際立っている。