友ヶ島フェリーの運航スケジュールを調べる上で、旅行者が最も見落としやすく、現地で深刻なトラブルにつながっているのが「15時便の乗船制限」です。
友ヶ島汽船の公式時刻表には、通常便として「9:00、10:00、11:00(※季節運航)、13:00、15:00、16:00」といった便名が並んでいます。しかし、公式案内には極めて重要な注記がなされています。
「※ 午後3時(15:00)の便はお迎えの方への運航となりますので、日帰り散策の方は御利用できません。予めご了承ください。」(友ヶ島汽船公式サイトより)
加太港から友ヶ島へ向かう15:00発の船は、すでに島へ渡っている観光客を夕方に向けて回収するための「迎え専用便」として運航されています。したがって、午後に加太港へやってきて「15時の船で渡って、最終の16時半頃の船でサッと見て帰ろう」という計画は物理的に不可能です。日帰り客が加太港から島へ渡れる実質的な最終便は13:00発となります。
また、無人島である友ヶ島内には宿泊施設が営業していない(※キャンプ場はあるものの本格的な野営装備が必要)ため、「帰りの便に乗れない=無人島に取り残される」ことを意味します。チケット購入時に指定した復路便の出航時刻の15〜20分前には、必ず野奈浦桟橋の待合列に戻っていなければなりません。最終便に乗り遅れた場合、民間の海上タクシーを加太港から緊急チャーターして数万円単位の費用を負担するか、海上保安庁への救難要請事案に発展する危険性すらあります。