筋力トレーニング以上に過酷を極めたのが、日々の食事管理です。消費カロリーを大幅に上回る栄養を摂取し続けなければ、あの巨体は維持できません。大沢たかおがインタビューで明かした食事メニューは、まさに想像を絶するものでした。
摂取カロリーを稼ぐため、食事は1日5〜6回に分割。一度の食事で良質なタンパク質を大量に補給するため、1日に食べる牛肉の量は1kg超に及ぶこともありました。朝からステーキを平らげ、間食にはプロテインに加え、カロリー密度の高いアイスクリームを溶かして飲むなど、まさに「味わうためではなく筋肉を育てるための食事」を徹底したのです。
内臓への負担も大きく、精神的にも限界を試される過酷な食生活でしたが、大沢は「王騎という大将軍の重みを体現するためには、これ以外の選択肢はなかった」と語っています。その凄まじいプロ意識が、スクリーンの王騎に本物の質量を与えました。