日本国内で完結していたこれらの独自グルメは、近年、訪日外国人観光客の急増とSNSの拡散によって世界中から熱い視線を浴びています。そこには賞賛と戸惑いが入り混じった、極めて興味深い海外の反応とネットの評判が存在します。
本場の人々が直面するカルチャーショック
ネット上の掲示板(Reddit)やYouTubeの動画コンテンツでは、自国の料理だと思って口にした外国人が「衝撃を受ける様子」が頻繁にバズを生み出しています。
特にイタリア人の反応は劇的です。「パスタをケチャップで炒め、しかもアルデンテを無視して太麺を柔らかく茹で上げるなんて神への冒涜だ」と最初は眉をひそめるものの、老舗喫茶店で実際にナポリタンを実食した動画では、「これはイタリア料理ではない。だが、旨味と甘味のバランスが完璧で中毒性がある」「独自のパスタ料理として完全に完成している」と唸るケースが続出しています。
中国出身者からも同様の声が上がっています。「天津に天津飯はないが、卵と餡掛けご飯の組み合わせは本能的に美味い」「エビチリのケチャップ使いは天才的なアレンジだ」と、四川の原形とは異なる日本的解釈の完成度の高さが絶賛されています。
カレーライス日本独自進化の歴史に対する国際的評価
世界的なグルメ情報サイト「テイスト・アトラス(TasteAtlas)」が発表する世界料理ランキングにおいて、日本の「カレー」が世界1位を獲得したことは記憶に新しい事実です。
カレーライス日本独自進化の歴史を辿ると、イギリス海軍のシチュー製法を取り入れた旧日本海軍が、揺れる艦内でもこぼれにくいよう小麦粉でとろみをつけたのが契機でした。戦後、固形カレールーの発明によって「誰が作っても一貫して美味しい国民食」となった日本のカレーは、今やインドや欧米のカレーとは別個の「Katsu Curry」「Japanese Curry」として、ロンドン、ニューヨーク、パリなどの大都市でも専門店に行列ができるほどの世界的地位を確立しています。