日本テレビ系列の看板映画枠「金曜ロードショー」における、ちはやふる 映画 地上波 視聴率の推移を時系列で検証します。シリーズ3部作の地上波初放送実績をビデオリサーチ(関東地区)の世帯平均視聴率データに基づき確認すると、以下の数値が記録されています。
2018年3月9日、完結編『結び』の劇場公開に合わせて地上波初放送されたちはやふる 上の句 視聴率は世帯平均7.8%でした。続く翌週3月16日に放送されたちはやふる 下の句 視聴率は世帯平均6.0%を記録。さらに、2021年10月22日に地上波初放送を迎えたシリーズ完結編ちはやふる 結び 視聴率は世帯平均6.4%という結果でした。
当時の金曜ロードショーにおける平均世帯視聴率は概ね8〜10%前後であり、『名探偵コナン』やスタジオジブリ作品のような国民的アニメが12〜15%以上を叩き出す基準と比較すると、確かに見劣りする印象を与えます。この数字だけを切り取ったネットニュースが「映画ちはやふる、ゴールデンで大苦戦」といったトーンで報じた結果、「視聴率が低い作品」という固定観念が独り歩きを始めました。
しかし、当時のタイムシフト(録画)視聴率やTwitter(現X)での世界トレンド1位獲得など、熱狂的なエンゲージメントを示すデータは世帯視聴率とは正反対の数値を叩き出していました。テレビ画面の前にリアルタイムで座り続ける層と、作品のコアファン層との間に生じていたギャップこそが、このちはやふる 金曜ロードショー 視聴率の数字に直結していたのです。