「顔の長さを測ったら26cmあった」と悩む人の大半に共通しているのが、自己流の計測による大幅な数値の水増しです。美容外科や身体測定の現場で用いられる正しい頭部高測定方法を知らないまま計測すると、実際の骨格より2〜4cm程度長く出てしまうケースが多発しています。
よくある誤測定の筆頭が、「メジャーを顔の皮膚に沿わせて測ってしまうこと」です。おでこの丸み、鼻の高さ、唇の起伏に沿って柔らかいメジャーを密着させると、直線距離(投影寸法)ではなく曲線距離を測ることになり、骨格の全頭高より数センチ長い数値が記録されます。
また、「生え際から顎先」を顔の長さだと誤認しているケースもあります。生え際から顎先までの平均は男女ともに17〜19cm前後です。もし生え際から顎先までで26cmあるとすれば、極めて稀な骨格構造ということになりますが、実際には「頭頂部の髪の毛のボリュームを含めたトップから顎下まで」を測っていることがほとんどです。
正確に自分の顔の長さを把握したい場合は、以下の手順で測定を行います:
- ステップ1:壁に背中と後頭部をつけて真っ直ぐ立ち、顎を軽く引いて視線を水平に保つ。
- ステップ2:平らな硬い本や厚紙を頭頂部に水平に乗せ、壁と直角に交わる位置に印をつける。
- ステップ3:顎の先端(オトガイ下端)の高さにも同様に水平な目印をつけ、壁につけた2点間の「垂直直線距離」をメジャーで測る。
ティッシュ箱や本を2冊使い、頭頂部と顎先を挟み込んでその間隔を測る方法でも、皮膚の起伏による誤差を大幅に排除できます。