食の誘惑に満ちた飲み屋街を少し離れると、学問の神様として知られる菅原道真を主祭神として祀る大阪天満宮が静かに鎮座している。平安時代創建と伝わるこの古刹は、地元住民から「天満の天神さん」として親しまれ、受験シーズンをはじめ年間を通じて多くの参拝客が訪れる歴史の拠点だ。
境内のすぐそばから北へと伸びるのは、日本一の長さを誇るアーケード街として有名な天神橋筋商店街だ。全長約2.6キロメートルに及ぶアーケードの下には、惣菜店、喫茶店、日用品店、刃物専門店などがぎっしりと並ぶ。天満駅からこの商店街を通り、神社へと抜ける散策ルートは、大阪の下町人情と歴史の深みを肌で感じるのに最適なコースだ。