イラストレーターneco氏と『勝利の女神:NIKKE』を巡るパクリ疑惑が表面化した契機は、ゲームリリース前後から初期イベントにかけてSNS上に投稿された「比較画像」でした。neco氏が手掛ける代表作『重兵装型女子高生』や『FALSLANDER』シリーズと、NIKKEに登場する「スノーホワイト」や「ドロシー」、一部のエネミーや装備意匠について、「シルエットやガジェットの配置が酷似している」という指摘が相次いだのです。
特に焦点となったのが、以下のデザイン要素の重複でした。
・マットブラックやモノトーンを基調としたボディスーツおよびタイツの質感
・幾何学的で無機質なバイザー、ヘッドギア、マスクの形状
・大型の近接兵器(刀剣・複合ブレード)と重火器をハイブリッドに懸架するマウント構造
・ボロボロのマントやフードを羽織り、無機質なメカと少女の繊細さを対比させる構図
これらの記号は、neco氏が2010年代半ばから同人誌やフィギュア展開を通じて確立してきた独自の「メカ少女・サイバーパンク美学」のコアとなる表現でした。NIKKEの世界観である「ポストアポカリプス×銃器少女」のビジュアルと親和性が極めて高かったため、一部のファンが「neco氏のデザインを無断流用(キャラクターデザイン盗作)したのではないか」と声を上げ、まとめサイトや掲示板で炎上騒動へと拡大していきました。