公立中学校の教育力を測る上で見逃せないのが、進路指導と課外活動の両立です。城南中学校は市内有数の進学校である佐賀県立佐賀西高等学校をはじめ、中高一貫の併設型である致遠館高校、芸術・学術両面に強い佐賀北高校への合格者を毎年手堅く輩出しています。
高校受験を控えた3年生の保護者向け進路説明会では、単に偏差値だけを追うのではなく、佐賀商業や佐賀工業、あるいは佐賀清和や龍谷といった私立高校の特進・実業系学科まで視野に入れた多角的なキャリア指導が展開されています。近隣の大手学習塾の進路指導担当者は次のように分析しています。
「城南中の生徒は、佐賀大学のキャンパスや文教施設が身近にあるためか、学ぶことに対する心理的抵抗が少ない傾向があります。定期テスト前の自習室利用率も高く、周囲と切磋琢磨する雰囲気が学年全体に形成されやすいのが強みです」
一方、部活動においても陸上競技部、水泳、軟式野球、サッカー、剣道、吹奏楽部など、多岐にわたる種目で中体連地区大会から県大会への進出実績を積み上げてきました。国が進める部活動の地域移行プロジェクトに対しても、指導員との連携や休日の合同練習などを段階的に取り入れ、教職員の負担軽減と生徒の技術向上の両立を図る実務的な体制が構築されています。