住宅購入者の最大の関心事である価格面から検証します。一条工務店はテレビCMなどの莫大な広告宣伝費を抑える一方で、住宅設備の内製化と海外工場での大型パネル量産によってコストパフォーマンスを高める戦略を取ってきました。しかし、資材価格や物流コストの上昇を受け、2026年から2026年にかけて建築坪単価は改定を重ねています。
仙台市内および周辺の富谷市・名取市・利府町などで同社のフラッグシップである「アイスマート(i-smart)」や上位モデル「グラン・スマート(GRAND SMART)」を建てる場合、カタログ上の本体坪単価は75万〜85万円前後となりますが、地盤改良工費、屋外給排水工事、太陽光パネル・蓄電池、外構費用などを合算した「実質坪単価」は85万〜100万円超へと跳ね上がります。
一条工務店では「値引きを一切行わない」という全社統一の価格ポリシーが敷かれている点に注意が必要です。知人紹介システムや法人提携割引などの定型インセンティブを除き、営業担当者との駆け引きで100万円単位の値引きを引き出す交渉術は通用しません。そのため、複数の住宅会社を比較して相見積もりを取る際も、「最初の提示額がほぼ最終確定ラインに近い」という前提で資金計画を組む必要があります。