運動の起点となったのは、異例の熱気に包まれた東京都知事選挙だった。前職辞任に伴う大混戦の中、政治的バックボーンを持たない元自衛隊トップの陣営に集まったのは、必ずしもプロの選挙活動家ばかりではなかった。水野久美氏をはじめとする多士済々の女性運動員たちがフロントに立ち、爽やかで親しみやすいイメージを演出。硬固になりがちな政治演説の現場に柔らかい風を吹き込んだ。
選挙戦の裏側では、徹底したメディア戦略が練られていた。主要政党の組織票に対抗するため、陣営が選んだのは街頭での草の根活動とインターネットのシナジー効果だ。従来のメディアが大きく扱わない場面であっても、彼女たちの弾ける笑顔と活動風景は瞬く間にSNSやネット空間へ拡散。単なるボランティアの枠を超え、運動そのものの「顔」として大きなPR効果を発揮した。