高校野球の風物詩である春のセンバツ高校野球生中継および夏の甲子園中継放送予定において、NHKは開会式から決勝戦まで全試合の完全生中継を基本方針としています。しかし、公共放送という特性上、正午や夕方の全国ニュース、気象情報を定時に放送する義務を負っているため、地上波中継では「総合テレビ」と「Eテレ(教育テレビ)」を緻密にリレーする編成が敷かれます。
多くの視聴者が試合の佳境で画面が切り替わり混乱する原因は、このスイッチングの規則性を把握していない点にあります。基本的なEテレ切り替え時間のパターンは以下のタイムテーブルで固定化されています。
午前中の第1試合から第2試合にかけては総合テレビで中継が始まりますが、午前11時50分(正午前の気象情報・ニュース準備)から午後1時05分まではEテレへ迂回します。その後、午後1時05分から再び総合テレビへ戻り、夕方のニュース枠である午後6時00分(地域によっては午後5時59分)から試合終了までは再びEテレで最後まで追いかける構造です。
中継画面の右上には必ず「このあと〇時〇分からEテレ(サブチャンネル等)で中継を継続します」という告知テロップが表示されます。特に終盤の逆転劇が起こりやすい8回・9回が午後6時前後に重なるケースが多いため、リモコンのチャンネル切替をあらかじめ想定しておくことが観戦ストレスを減らす鍵となります。