能代市総合体育館を語るうえで欠かせないのが、全国のバスケットボールファンから「聖地」と呼ばれる由縁となった高校選抜大会「能代カップ」の存在です。
1988年(昭和63年)にスタートしたこの大会は、能代市バスケットボール協会らの主催により、毎年ゴールデンウィークの5月3日〜5日にかけて開催されます。全国トップクラスの高校強豪5校を招聘し、地元・能代工高(現・能代科学技術高)を加えた計6校がハイレベルな総当たりリーグ戦を繰り広げます。数々の日本代表選手やBリーグのスター選手がこのアリーナのフロアで激闘を繰り広げてきました。
こうした特別な歴史を持つアリーナですが、大会や団体専用利用が入っていない時間帯には「バスケットボール等の一般開放」が行われています。高い天井と均一な間接照明がもたらす視界の良さは、一般の市民プレーヤーや学生にとっても極上の練習環境です。
地元の中高生が部活動の休日に個人スキルを磨くためにゴール下へ通ったり、社会人プレーヤーが仕事終わりにシュートを打ち込んだりと、聖地でありながら地域コミュニティの日常に深く溶け込んでいる点が、能代という街ならではの魅力と言えます。