ペナントレースの佳境を迎えるなか、最新の戦況はまさに一寸先が闇の様相を呈しています。セリーグ順位においては、長年培われた投手力を武器にする伝統球団と、若手野手が急成長を遂げた新興勢力がデッドヒートを展開しています。一方のパリーグ順位でも、絶対的な本命と目されていた前年王者を相手に、機動力を前面に押し出した挑戦者たちが猛追を見せ、首位から上位3チームがわずか数ゲームの間に固まる緊迫した状態が続いています。
特にファンを驚かせているのが、下位チームの驚異的な粘りです。プロ野球ゲーム差の推移を見ると、例年であれば首位独走体制が固まり始める時期であるにもかかわらず、セ・パともに「1カード3連戦の結果次第で首位が入れ替わる」というタイトな距離感を維持しています。報道各社の取材データによれば、このタイトな戦況が各球団ベンチに極度の緊張感をもたらし、采配の一手一手が勝敗に直結するシビアな試合が連日繰り広げられています。
現在のプロ野球順位表を精査すると、勝利数以上に「引き分け」の数が順位の命運を握るケースが見受けられます。終盤戦の戦い方として、負け試合をいかに引き分けに持ち込めるかが、最終的な勝率を大きく分ける分水嶺となっています。