単なる違和感として片付けてはならないのが、悪性腫瘍の存在です。特に中高年層や、長年の飲酒・喫煙習慣がある方は警戒を怠るべきではありません。
食道がんの初期症状は非常に軽微で、初期段階では「固形物を飲み込んだときにチクッとする」「喉の奥がつかえる感じがする」といった程度です。しかし、病状が進行するにつれて違和感は固定化し、水分すら通りにくくなったり、急激な体重減少や声のかすれ(嗄声)が伴うようになります。
下咽頭がんや喉頭がんも同様に、初期は喉の異物感から始まることが少なくありません。「症状が日増しに悪化している」「痛みが耳の奥まで響く」「血痰が出る」といった明らかな赤旗徴候(レッドフラグ)がある場合は、一刻も早い精密検査が求められます。