Q1:関西の飲食店で「冷麺」と書いてある場合、どちらが出てくるか見分ける方法はありますか?
A1:提供している店舗のジャンルが最大の判断材料です。町中華、大衆食堂、ラーメン店、喫茶店で「冷麺」と書かれている場合は、ほぼ100%「冷やし中華」が登場します。一方、焼肉店や韓国料理店、盛岡冷麺専門店で表記されている場合は、牛骨スープにキムチが乗った本来の「冷麺」です。迷った際は店員に「タレをかけるタイプか、スープに入っているタイプか」を確認するのが最も確実です。
Q2:韓国冷麺の麺が灰色っぽく、盛岡冷麺の麺が白〜黄色っぽいのはなぜですか?
A2:麺に使用している穀物の原料が根本的に異なるためです。本場の韓国冷麺(特に平壌冷麺)は、そばの実の甘皮を含んだそば粉を原料に混ぜるため、黒ずんだ灰色に仕上がります。一方の盛岡冷麺は、日本人の好みに合わせてそば粉を一切使用せず、小麦粉と精製された馬鈴薯(じゃがいも)でんぷんで製麺するため、半透明で艶やかな淡黄色になります。
Q3:自宅で冷やし中華の麺を使って冷麺のスープに入れたり、その逆をしても美味しく作れますか?
A3:不可能ではありませんが、本来の美味しさは半減します。冷やし中華の麺は酸味の強い濃厚なタレを適度に吸着して絡める設計になっているため、たっぷりのあっさり牛骨スープに入れると水分で麺が伸びやすく、味の一体感を損ないます。逆に、超高弾力の冷麺を少量の冷やし中華のタレで和えると、麺のコシが強すぎてタレの味が麺に乗らず、口の中で麺と調味料が分離してしまいます。