都内には現在、豊洲の「チームラボプラネッツ」と、麻布台ヒルズに常設移転した「チームラボボーダレス」という2大拠点が並立しています。ネット上では「どちらに行けばいいのか分からない」という声が頻繁に見られますが、両者のコンセプトと体験設計は根本から異なります。
豊洲の最大の特徴は、来館者自身が靴を脱いで裸足になり、水に入って身体ごと作品に没入する「Body Immersive(身体的没入)」です。決まった順路に沿って歩みを進めるスクロール型の一本道となっており、五感(触覚・温度・視覚)をダイレクトに揺さぶる演出が施されています。対する麻布台ヒルズは「境界のないアート」を掲げ、順路が存在しない迷路のような空間を自らの足でさまよう探索型のミュージアムです。靴を脱ぐ必要はなく、水に入るエリアも基本的にはありません。
選び方の基準としては、直感的な驚きや非日常のアトラクション性を求めるカップルや友人同士、子ども連れには豊洲が圧倒的におすすめです。一方、じっくりと腰を据えてアート作品の連動性を読み解きたいカルチャー志向の層には麻布台がマッチします。