アンジェ・ポステコグルーが植え付けたトッテナムの極端なハイライン戦術は、プレミアリーグの舞台で常に異彩を放ち続けている。バックラインをハーフウェイライン近くまで押し上げ、圧倒的なポゼッションと縦への推進力で相手を飲み込む。その攻撃力は絶大だが、背後に広大なスペースを残すリスクと隣り合わせだ。
対するAFCボーンマスのアンドニ・イラオラ監督は、その隙を見逃す男ではない。敵陣深くからの連動したプレッシングと、奪ってからの電光石火のショートカウンターは非常に脅威。ハイラインの背後をどう突き、あるいはどう守るのか。指揮官同士の知恵比べが試合の根底に流れている。