「リアル」の代償か、国家の標的か――舐達麻が突きつける日本のヒップホップと大麻取締法の歪み

「リアル」の代償か、国家の標的か――舐達麻が突きつける日本のヒップホップと大麻取締法の歪み

「リアル」の代償か、国家の標的か――舐達麻が突きつける日本のヒップホップと大麻取締法の歪みを徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。

背景には、近年の日本の薬物政策の厳罰化がある。特に大麻に関しては、使用罪の創設を含めた法改正が施行されて以来、警察の取り占まりはかつてないほど執拗になっている。かつてはグレーゾーンとされていたカルチャーも、今や完全にレッドラインを越えたものとして扱われる。この法改正の波が、彼らの活動の余地を完全に奪い去った形だ。

捜査関係者からの情報によれば、今回の摘発は数ヶ月に及ぶ行動確認とSNS上の発信分析に基づいていたという。デジタル時代の捜査網は、かつてのストリートのルールを無力化し、アーティストたちのプライベートを容赦なく暴き立てる。もはや、アンダーグラウンドに隠れ場所など存在しないのだ。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。