背景には、近年の日本の薬物政策の厳罰化がある。特に大麻に関しては、使用罪の創設を含めた法改正が施行されて以来、警察の取り占まりはかつてないほど執拗になっている。かつてはグレーゾーンとされていたカルチャーも、今や完全にレッドラインを越えたものとして扱われる。この法改正の波が、彼らの活動の余地を完全に奪い去った形だ。
捜査関係者からの情報によれば、今回の摘発は数ヶ月に及ぶ行動確認とSNS上の発信分析に基づいていたという。デジタル時代の捜査網は、かつてのストリートのルールを無力化し、アーティストたちのプライベートを容赦なく暴き立てる。もはや、アンダーグラウンドに隠れ場所など存在しないのだ。