ここ数年、特に2020年代後半の日本で大きな盛り上がりを見せているのが「ソロリング(Solo Ring)」と呼ばれる概念だ。誰かから贈られるのを待つのではなく、自らのキャリアの節目や目標達成の記念に、自分自身で最高級のリングを購入して装着する動きである。
「自分の人生の主導権は自分にある」。そうした強い意志を毎日の生活の中で視覚的に確認するためのアンカーとして、最も目につきやすい左手薬指が選ばれる。パートナーの有無にかかわらず、自分を慈しみ愛する「セルフラブ」の証明として指輪を愛でるカルチャーは、今や20代〜40代を中心に当たり前の光景となった。