SNSやネット掲示板上では、「TikTokのセンシティブ設定を解除すれば過激な動画が見られる」「特殊な検索コマンドを入力すれば裏垢を特定できる」といった情報が拡散されるケースが後を絶ちません。しかし、ITセキュリティの専門家とともに検証を行った結果、これらはすべてユーザーを騙すための悪質なデマであることが判明しました。
まず、TikTok公式の設定に存在する「セーフティモード(制限モード)」は、未成年者に不適切な可能性のある表現を遮断するためのフィルタリング機能です。このTikTokセンシティブ設定の解除を行ったところで、成人向け動画が表示されるようになるわけではありません。もともとプラットフォーム上に存在しないコンテンツが、設定変更によって出現することは構造上あり得ないのです。
また、裏垢を探し出す手段として紹介されるTikTok検索コマンドのやり方にも重大な罠が潜んでいます。特定の記号や特殊なパラメータの入力を促し、外部の検証ツールや拡張機能のインストールへ誘導するケースが見られますが、これらは利用者のセッションIDやログイン資格情報を窃取するフィッシング攻撃です。TikTok裏垢特定の真相を追及した結果、判明したのは「裏垢を探そうとしたユーザー自身のアカウントが乗っ取られる」という皮肉な現実でした。
SNSやQ&Aサイトに寄せられたTikTokの危険性に対するネットの反応を見ても、「プロフィールのリンクを踏んだらクレジットカード情報を求められた」「怪しい連携アプリを承認してしまい、スパムDMを勝手に送信された」といった深刻な被害報告が多数確認されています。