コストダウンを狙い、インターネット通販で本体を安く購入してハウスメーカーに取り付けてもらう「施主支給」を検討する施主が増加しています。しかし、「乾太くん 新築 施主支給 注意点」には、建築請負契約上の重大なリスクが潜んでいます。
住宅建築の現場で最も頻発するトラブルが、「責任分界点の曖昧さ」による責任のなすりつけ合いです。万が一、引き渡し直後に「異音がする」「点火エラーが出る」といった不具合が発生した際、工務店側は「支給された本体の初期不良だ」と主張し、販売店側は「工務店の配管工事や電気接続のミスだ」と主張して、施主が板挟みになる構図です。さらに、施主支給品に対しては住宅会社の建物長期保証(アフターサービス)の対象外とされるケースが一般的です。
また、図面段階での確認漏れも後を絶ちません。乾太くんは「本体が重いから下地合板が必要」「ガス栓の位置は本体の真裏ではなく少し逃がす」「洗濯機の給水栓や排水口の位置と専用台の脚が干渉しないか」など、ミリ単位の設備調整が要求されます。現場監督との意思疎通が不十分なまま工事が進み、「上棟後に排湿管のスリーブ(配管用の筒)を開けようとしたら主要構造材にぶつかって開けられなかった」というトラブルは、2026年現在の新築現場でも依然として報告されています。新築で導入する場合は、数万円の差額であればハウスメーカー経由で責任施工として発注するか、施主支給にするなら設計初期から工務店側と詳細な取り合い図面を共有しておく覚悟が必要です。