銀杏は滋味深い旬の味覚ですが、絶対に過信してはならないのが「銀杏中毒」の危険性です。
銀杏には「4'-メトキシピリドキシン(MPN)」という神経毒性物質が含まれています。この成分はビタミンB6の働きを阻害し、過剰摂取すると嘔吐、下痢、手足の震え、重篤な場合は痙攣(けいれん)や呼吸困難を引き起こします。加熱調理しても毒性は弱まりません。
【安全な摂取量の目安】
・健康な成人:1日あたり10〜20粒程度まで
・小児(小学生):1日あたり数粒(1〜3粒程度)
・未就学児・乳幼児:原則として与えない(中毒リスクが非常に高いため)
特に体の小さな子どもはビタミンB6の蓄積量が少なく、肝臓での解毒機能も未発達なため、数粒食べただけでも中毒症状を発症することがあります。美味しいからと際限なく食べるのは避け、適量を守って楽しみましょう。