妊娠初期に葉酸を飲まなかったら?胎児への影響と産婦人科医の最新見解

妊娠初期に葉酸を飲まなかったら?胎児への影響と産婦人科医の最新見解

妊娠初期に葉酸を飲まなかったら?胎児への影響と産婦人科医の最新見解についての最新情報をご紹介します。

妊娠に気づいたのが妊娠2ヶ月(4〜7週)の途中や妊娠3ヶ月(8〜11週)以降であったとしても、「今さら飲んでも意味がない」と投げ出すのは早計です。葉酸は神経管の形成期を過ぎた後も、胎児と母体にとって不可欠な働きを担い続けています。

胎児の体重が急速に増加する妊娠中期以降、赤ちゃんの体内では毎秒膨大な数の細胞が作り出され、母体側も胎児へ酸素と栄養を届けるために血液量(血漿量)が約1.4倍に増加します。葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれ、ビタミンB12とともに赤血球を正常に作り出す必須成分です。葉酸が不足すると母体が巨赤芽球性貧血に陥りやすくなり、立ちくらみや強い倦怠感の原因になります。

もし、つわりが重くて錠剤のサプリメントが喉を通らない場合は、以下の具体的な工夫を取り入れてみてください。

  • 小粒・コーティングタイプのサプリを選ぶ:においや味が抑えられた直径8mm以下の小粒タイプ、またはチュアブルタイプを活用する。
  • 冷たいゼリー飲料やスープに混ぜる:喉越しが良く、胃に負担をかけない栄養補給ゼリーや冷製スープで少しずつ摂取する。
  • 葉酸が豊富な食材を少量ずつ口にする:枝豆、ブロッコリー、ほうれん草、いちご、バナナ、納豆など、食べられるタイミングで無理のない範囲で取り入れる。
  • つわり期は無理をしない:水分すら受け付けない重度の悪阻(おそ)の時期は、サプリの摂取を一時中断しても問題ありません。まずは母体の水分保持を最優先にしてください。
山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。