プロMMAデビュー後の倉本選手を一気に全国区へと押し上げたのが、2019年のプロ修斗における根津優太戦です。この試合で倉本選手は、相手のバックを奪うやいなや計8回に及ぶ連続ジャーマンスープレックスを敢行し、衝撃のTKO勝利を収めました。「投神」の異名が定着した瞬間であり、観客の度肝を抜くド迫力のファイトスタイルが確立された象徴的な一戦です。
その後、戦場をRIZINに移してからも、元谷友貴選手やアラン“ヒロ”ヤマニハ選手ら国内バンタム級屈指の猛者たちと激闘を展開。黒星を喫した試合であっても、相手を後退させる圧力と豪快なテイクダウンで常に会場を沸かせてきました。近年では単なるレスリング力任せの戦法から脱却し、打撃のコンビネーションやケージコントロールを緻密に織り交ぜたトータルファイターとしての円熟味を見せています。