ネット上の情報やドライバー仲間の噂話には、危険な誤解が紛れ込んでいます。代表的な誤解と法令上の実態を整理しました。
誤解①:「車検証のカラーコピーをダッシュボードに入れておけば運転しても大丈夫?」
これは完全な誤りです。道路運送車両法が義務付けているのは「自動車検査証原本の備え付け」であり、コピーやスマートフォンの画像保存画面では一切代用できません。不携帯として取り締まりの対象になります。
誤解②:「フロントガラスの車検ステッカー(検査標章)があれば車検証がなくても平気?」
検査標章は検査に合格していることを示す標章に過ぎず、車検証の携帯義務を免除するものではありません。法律上は「車検証の備え付け」と「検査標章の貼付」の双方が義務付けられています。
誤解③:「車検証を無くしたら、車検を一から受け直さなければならない?」
これも誤解です。車検証を紛失しても、陸運システムのデータベースに記録された有効期間や車両データが消えるわけではありません。再交付手続きを行えば、現在有効な期間がそのまま引き継がれた新しい車検証が発行されます。
【プロの結論】自分で手続きすべき人・業者代行を選ぶべき人の条件
◎ 自分で窓口へ行くべき人:
・平日の日中(9:00〜16:00頃)に半日程度の自由時間が取れる方
・管轄の運輸支局や軽自動車検査協会が自宅や勤務先から車・電車で30分圏内にある方
・代行手数料(5,000円〜15,000円程度)を節約し、実費数百円だけで済ませたい方
× ディーラーや行政書士に代行を依頼すべき人:
・平日は仕事や育児でどうしても窓口の受付時間に赴くことができない方
・管轄の支局まで片道1時間以上かかり、交通費や移動時間を考慮すると割に合わない方
・ローン返済中などで所有者名義がディーラーや信販会社になっており、所有者側の委任状手配に不安がある方