彼女の歩みを振り返る上で、その類稀な育ちと才能は外せない。昭和の映画・ドラマ界を代表する大物俳優・二谷英明と、品格あふれる演技で視聴者を魅了した名女優・白川由美。このサラブレッド夫妻の長女として生まれた彼女は、幼少期から高い知性と洗練された感性を育んだ。
名門・慶應義塾大学在学中の1983年、彼女はTBS系の名作ドラマ『青が散る』のヒロイン役に抜擢され、鮮烈な女優デビューを飾る。繊細な心理描写を演じきった姿は、当時の若者を中心に熱狂的な支持を集めた。華やかな芸能界において、知性と気品を兼ね備えた新星として確固たるポジションを築いた瞬間であった。