近年、YouTubeや動画SNSではアウトドアや野草・野食体験をテーマにしたコンテンツが爆発的な人気を博している。しかし、一部の動画や過去のグルメ番組で演出された「獲れたてをそのままかじる」「生で醤油をつけて食べる」といった行為は、現代の衛生観念から見れば極めて危険な暴挙と言わざるを得ない。
生食による肺吸虫感染は、発症までに数週間から数ヶ月の潜伏期間があるため、原因の特定が遅れやすいという厄介な特徴を持つ。医療機関での診断が遅れると胸水貯留や肺結節を形成し、手術や長期の投薬治療を余儀なくされるケースも報告されている。映像のインパクトやノスタルジーに惑わされず、「生の淡水ガニは絶対に口にしない」という科学的根拠に基づいた態度を徹底してほしい。