単発的な金縛りであれば過度の心配は無用だが、もし頻繁に繰り返されるのであれば、身体が発しているサインを見逃すべきではない。その背後には、背景となる睡眠障害や自律神経失調症が潜んでいる可能性がある。
代表的な例が、睡眠中に気道が塞がって呼吸が一時的にストップする睡眠時無呼吸症候群だ。頻繁な呼吸停止は脳を軽度の酸欠状態に陥らせ、夜間の突然の覚醒を強制的に誘発する。これがレム睡眠のタイミングと重なることで、金縛りの発生頻度は急増する。さらに、過剰なストレスや不規則な生活習慣によって自律神経失調症に陥ると、交感神経と副交感神経のバランサーが乱れ、正常な睡眠サイクルが著しく阻害されてしまうのだ。