Q1:花山天皇は出家した後、どのような人生を送ったのですか?
A1:出家して「花山院」となった後、各地の霊場を巡礼し、現在の「西国三十三所観音霊場」を再興したと伝えられています。政治の表舞台からは去ったものの、自由奔放な性格は変わらず、後に貴族の女性を巡って藤原伊周・隆家兄弟から矢を射かけられる「長徳の変」の当事者となるなど、波乱万丈な生涯を送りました。
Q2:なぜ藤原兼家はそこまでして花山天皇を退位させたかったのですか?
A2:花山天皇が在位し続けると、天皇の外戚(母方の親族)である藤原義懐(よしちか)らが権力を握り続けるためです。兼家は自らの娘が生んだ一条天皇を即位させることで「天皇の祖父(外戚)」となり、最高権力者である摂政・関白に就任して藤原氏繁栄の基盤を確立しようとしました。
Q3:『大鏡』の語り手は誰ですか?なぜ藤原氏の陰謀を批判的に書けたのですか?
A3:『大鏡』は、大宅世継(190歳)と夏山繁樹(180歳)という架空の超長寿の老人が、雲林院の菩提講で昔話をするという「対話形式」をとっています。架空の老人に語らせる設定にすることで、当時絶大な権力を誇っていた藤原一族の栄華を称えつつも、その裏にある権力闘争の汚さや陰謀を鋭く風刺・批判することに成功しています。