育児現場で頻繁に持ち上がるのが、「双子が生まれた場合」や「上の子の七五三と下の子のお宮参りを同日に執り行う場合」の初穂料の算出基準です。SNSや子育てコミュニティの投稿を検証すると、多くの家庭が判断に迷っている様子が見受けられます。
神社関係者への聞き取り調査および全国の神社規程を精査すると、明確な基準が存在します。ご祈祷は赤ちゃん一人ひとりの神霊に対する祈願であるため、双子の場合は基本的に「2人分の初穂料」が必要となります。例えば1人5,000円の神社であれば、合計10,000円を包むのが通例です。のし袋は2枚に分ける必要はなく、1枚ののし袋の表書きに右から順に第1子、第2子の名前を並べて連名で記載し、中袋に合計金額(金 壱萬円)を包めば問題ありません。
上の子の七五三とお宮参りを同時に行う場合も同様です。七五三の初穂料(相場5,000円〜10,000円)とお宮参りの初穂料(5,000円〜10,000円)をそれぞれ合算します。このケースでは、七五三用とお宮参り用で授与されるお札やお守りの種類が全く異なるため、受付での混乱を避ける目的でのし袋を2つに分けて個別に用意するほうが神職側にとっても親切であり、授与品の取り違えを防ぐ安全策となります。