では、私たちはこの「拒絶」の時代をどう生き抜くべきか。まず組織において必要なのは、単なる「YES」か「NO」かの二者択一から脱却することだ。提案を却下(不承認)せざるを得ない場合でも、そのプロセスと理由を透明化し、次のステップへの道筋を示す「フィードフォワード」の姿勢が求められる。
「あなたのアイデアは今回は採用できない(不承認)が、この視点は非常に有益だった」というように、結果の否定と存在の承認を切り離す技術が、これからのリーダーには不可欠である。心理的安全性を確保するとは、すべてを承認することではなく、健全に否認し合える関係性を作ることなのだ。